アウディのバーチャルコックピットがすごい!
近年外車を中心にメーターがフル液晶になって地図や音楽、エネルギーフローなどが表示できるクルマが増えてきましたよね。
スバルや日産、マツダ、トヨタなどもこれに続いて新型車にフル液晶のメーターを採用するようになってきました。各社特徴があって使いやすさも様々ですが、その中でも一際存在感があるのがアウディのバーチャルコックピットです。アウディはフル液晶メーターの先駆者でありながら最初からその完成形とも言えるくらいの完成度でバーチャルコックピットを世に送り出しました。近年は様々なメーカーがフル液晶メーターを出していますが、今でもバーチャルコックピットが最も表示される情報量が多くて使いやすいという意見も多いです。今回はそんな元祖にして最良のバーチャルコックピットについて詳しくご紹介いたします!
バーチャルコックピットをが誕生したのはTTが登場した2015年です。TTは運転席と助手席の間にナビ用のモニターがなく、運転席のメーター画面でナビや車両設定などが完結します。
バーチャルコックピットの利点はたくさんありますが、まず地図の使い勝手が良いことが挙げられます。地図の表示パターンは二種類から選べ、上の写真のように地図を目いっぱい広げて使うことも、下の写真のようにメーターの大きさを犠牲にせずに地図を見ることも出来ます。
どちらの表示方法でもルート案内を中央の地図で確認することが出来ます。地図の縮尺はハンドルのダイヤルで簡単に調整できます。
上の写真のように、大通りや分かりにくい交差点では分かりやすいイラストが真ん中に表示されるので、進むべき方向や通るべき車線で迷わなくても済みます。また、速度メーターの中にも今走るべき車線を表示してくれるので非常に助かります。航続距離、現在の時間、外気温、Bluetooth接続、スマホ接続状況が常に表示されているので運転中にボタン操作をすることはほとんどないですし、ルート案内中であれば次に曲がる場所までの距離や目的地までの距離、到着予想時間などがすべてメーター内に表示されているので運転中に視線を動かすことはほとんどありません。
アウディでは手書きの文字入力にも対応していて、文字の読み取りの精度が高くて実用的なものになっています。
真ん中にナビ用の画面がないTTではセンターコンソールのトラックパッドで文字を書くとバーチャルコックピットに表示されるシステムになっていました。一方ナビ画面が用意されているRSQ3ではナビ画面に直接文字を書くタイプになっていました。